
前田智、来季も現役!21年目の復活へ
広島の前田智徳外野手(38)が11日、来季以降への現役続行へ意欲をみせた。今季は左右両太ももの強い張りなどで一度も1軍に出場する機会はなかったが、この日も打撃、守備と熱のこもった練習を行い周囲を驚かせた。球団は来季も必要な戦力として計算している。孤高の侍が来季の復帰へ黙々と歩む。
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不完全燃焼で終わるわけにはいかない。まだまだ現役でやれる。リハビリ選手が集まる大野練習場。前田智はマシン打撃を行い、快音を響かせた。ノックを受けては、軽快なグラブさばきを披露。今季一度も1軍に上がれなかった悔しさを振り払うように黙々とバットを振った。
「シーズンは終わったけど、これから。しっかりとリハビリはしないと」。このままでは終われないとばかりに来季へのリベンジに燃えていた。
10日に全日程が終了。今季は一度も1軍に上がることができなかった。3月下旬、右太もも裏に張りを訴え、6月中旬には2軍戦復帰のメドが立ったが、試合直前に今度は左太もも裏を痛めた。シーズン中には「ある程度のところまで行っては失敗の繰り返しだな」と嘆いたこともあった。
アキレス腱を断絶した経緯もあり、全盛時のようなスピードは見込めない。「バランスが悪く七、八分で走ってる感じ」と嘆くこともあった。それでも、最大限のパフォーマンスを出せるようにリハビリに励んでいる。球団トレーナーは「ケガをぶり返さないように、再負傷しないようにするのがゴールです」と明かした。今後も来季の開幕1軍への見通しをつけるために慎重なリハビリプランが用意されている。
体は万全ではないが、まだまだ練習内容を見る限り、若手に負けていない動きを見せている。9月中旬の由宇球場での練習ではサク越えを放ち、坂道ダッシュも黙々とこなした。その後、再び両足に張りを覚えたが、痛みを乗り越え復帰への道筋はついてきた。
両足の状態もあり、スタメンでのフル出場は難しいだろう。だが、打撃ではまだまだ前田智の右に出るものはいない。昨年は主に代打打率・374と勝負強さを発揮した。チーム最年長のベテラン緒方が引退し、カープの優勝を知る唯一の選手となった前田智。野村カープのAクラス入りは孤高の勝負師の復帰にかかっている。
(2009年10月11日)
今季は一度も公式戦のグラウンドに立つことが出来ず。
中国新聞の記事で本人のインタビューが発表されたのが
唯一の公式の場での言葉。
色んなところで、色んな人が 憶測の中で色んな思いを巡らせた。
肯定 否定 様々な憶測。
しかし 本当の事実は本人の心の中にだけ。
少なくとも 自分は
来季の復活を信じて待つのみ。
来春 マツダスタジアムのグラウンドに立ってる姿を。
鋭いスイングで凄い打球を打っている姿を。
信じて待つのみ。
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