本日の中国新聞に ファンの熱意が原動力 という記事が載っていた。
まず、対前年比で増加したのが カープだけだった ということが見出しで紹介されているが、これは、記事の中にもあるように 今季から始めた 「水増しを止めての実数発表」 によるもので、 全く趣旨の違った数値を単純に比較して発表するのは まるで意味の無いことだと思うのだが・・・
ま、それは置いといて、 理由を考えてみると、 最大の原因は 『天候に恵まれた』 これにつきるのではないでしょうか。 昨年までは、5月のGWや、夏休みの巨人や阪神との 大入りが期待される試合で ことごとく雨にたたられ、痛い目にあってきた。 多分、昨年も雨さえなければ 軽く100万人は突破していたのでは? 今季は 雨でも巨人戦を強攻開催し 無様な試合となった例もありましたが・・(苦笑)
続いては、交流戦の開催と、阪神さまさま。 普段1万人入るか入らないかの平日の中日・横浜・ヤクルト戦が、交流戦に変わり、軽く1万人を突破する試合が増加。 新庄の日ハム戦に至っては、2万人を超え 外野は立ち見が出るほど。 そして、9月末の優勝がらみの阪神戦。普段なら消化試合のはずの日程だったが、3試合で9万人近い人が入って、これはめっちゃ おいしかったでしょう。 大ブーイングの『六甲セット』が効いたってか・・(苦笑)
で、球団の集客策が云々という記事が載っていますが、これは単純に今まで何もしていなかった怠慢ぶりが表面化した といったら 言い過ぎでしょうか。
販路拡大でコンビニと提携とか、よそではとっくにやってたわけで、また、セット販売っていっても、過去にも呑み放題企画などやっていて、目新しい企画は無かったような気が。
唯一 大ヒットしたのは、『ミッキー君』。これは、よくぞやったと思う企画でした。
最後に、『実際に市民球場での入場者は大きく伸びている』と、12万人増えたことを取り上げているが、これは、
単純にCARPの野球に魅力を感じて足を運んだ人たちではない
ということを冷静に分析する必要がある。 野村の2000本安打と引退・ミッキー君・交流戦・阪神優勝バブル・天候次第 この5大要素でほぼ説明がつくのではないでしょうか。
この球団は ひとつ良いと満足して 新しいことに発展していくことが 遅れてしまう ということが普通に起こりそうで怖いので、ファン自体がどんどんはたらきかけることが必要な 気がする。
なにはともあれ 来季はブラウン新体制。 『野球が変わる』 ことで本質的に魅力が出て 笑顔の観客が溢れるスタンド になることを今から願ってます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)